まだ赤ちゃんの耳の聞こえない子どもとどう接したらいいか悩みますよね。両耳難聴と言われた時からの関わり方を書いていきたいと思います。
息子が最初に両耳難聴と言われたのが生後2か月のことでした。それから、何をしたかというと…何もしていません。ただ、検査が間違いだったんだと信じて普通に話しかけ、世話をして、難聴について検索しては気持ちが安定しない日々を過ごしていました。
ですが、検査を重ねるうちにわが子が難聴であることが自分の中で現実となっていきました。
難聴とは?という知識は増えても接し方のことを書いた記事などは見つけられず、どう接していいかわからない自分もいました。
聾学校の相談室にて
2回目の精密検査のあと、子どもが難聴であることをぽつりぽつりと周りに話すようになってきました。
身内とも避けていた話題ですが少しずつ話せるようになってきた時に、母から聾学校に相談してみたらと言われます。知り合いの保健師さんからのアドバイスでした。
聾学校の相談室に電話をかけ、泣きながら「どのように接したらいいですか。今できることは何ですか。」と聞きました。
当時相談室で対応してくださった先生からのその時のアドバイスは、「抱っこをしてたくさん話しかけてあげてね。歌を歌ってあげるのでもいいよ。」でした。
え、聴こえないのに!?と当時の私は思わず質問してしまいましたが、「抱っこしていれば触れている体を伝って振動やいろんなことを感じられるんだよ。」と教えてくださいました。
その後、1回/1~2か月のペースで聾学校の教育相談室に通うことになります。
難聴の赤ちゃんへの接し方
聾学校教育相談室で赤ちゃんのうちにできる接し方を尋ね、以下のアドバイスをもらい実践していました。
- ①抱っこをして、親の口が動くとき(喋っているとき)に振動を感じるようにする
- ②音が鳴ると振動がわかりやすいおもちゃで遊んでみる
- ③赤ちゃんは顔を注視するので、何か見せたいときは親の顔の前で、口の動きも見えるようにする
このようなことを指導され、音が鳴り振動がわかりやすいおもちゃを自作して遊びました。
振動がわかりやすいおもちゃ紹介
お見苦しいイラスト付きで申し訳ないです(>_<)
ビーズマラカス
太鼓
拡声器
赤ちゃんと言っても、首座りや腰座りなど成長段階でかなり遊びの範囲も違ってきますよね^ ^
その時その時に工夫しながら遊んでみると色々な発見がありますよ^ ^
最後に
このように色々書いてはみましたが、基本的に赤ちゃんのうちは難聴・健聴に拘らず自然な接し方でいいと思います。
成長しつつある難聴の子どもたちを見ていると、こうした接し方をしてきたかそうでないかでその後の難聴教育にそこまで大きな差は感じられませんでした。
ただ知らないよりは知っている方がいいかな、くらいに思って大丈夫と思います^^
根詰めすぎないで、日常の中にほんの少し取り入れてもらえたらいいかなと思います。
人工内耳も1歳未満で装着する時代になっていますので、療育も大きく変わっているかもしれません。
自分はこういう接し方をしてきたよ、など新しい情報がありましたら教えてほしいです^^