日にちの概念の伝え方

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1年は12か月あって、1か月は30日とか31にちあって…曜日は7つあって、順番が決まっている。この日にちの概念は成長につれて自然と学んでいくもの。そう思っていました。

そう、勝手に学んでいくんです。でも、私の息子は難聴児。難聴児には、言語習得という大きな目標があります。




目次

言語の発達とは

簡単に言語の発達について説明します。

言語発達には大きな柱があり、『概念』『表出言語』『理解言語』の発達が必要と教わりました。子どもの口から出てくる言葉は『表出言語』です。

この『表出言語』は『概念』『理解』が育っていないと獲得が十分に得られないと指導されてきました。

今回はこの『概念』について、『日にち』を教えた時のことを書きたいと思います。

概念って?

『概念』難しい言葉ですね。調べてもちょっと難しいので…私の言葉ですみません。

概念はそのものとわかる共通するものや規則性だと思っています。(違ったらごめんなさい)

例えば、『椅子』はこう使うものでこんな形をしているもの。『リンゴ』はこんな形をしていてこんな色でこんな味がするもの。みたいに、そのものがわかるよう認識していることだと捉えています。

なので『日にち』にも1年は12か月あって1か月は何日あって曜日はいくつある。これを『日にちの概念』としています。

健聴児と何が違うの?

話を少し戻します。健聴児と同じ発達段階に『表出言語』の獲得を目標にするとしたら、難聴児は『概念』『理解言語』をそれ以上の段階まで貯金をしておくことが理想なんだそうです。

言葉は器を満杯にしていくと溢れるように表出されていくものとも教わりましたが、ただ言葉を注ぐだけではなく、言葉の理解も必要です。

『日にち』を教えるときに使ったもの

1か月ごとのカレンダー表

  聾学校や毎週決まった予定があるところはシールや絵でわかりやすくしておきます。曜日を色分けしたりわかりやすくしておくと目を引きます^^

日めくりカレンダー

日めくりカレンダーには毎日いろいろな情報が載っていて、会話がたくさんできていいと思います。ただ、概念の理解としては少々わかりにくいかと思い、下のカレンダーを作りました。

手作りの日めくりカレンダー

1年が12か月あって、1か月が何日あって、曜日は7日あって、順番がある。これを教えるのにはぴったりでした。自信をもってお勧めしたいです^^作るのはちょいと大変ですが…

息子の好きなキャラクターで一緒に作りました
切り絵をしたのでついでに再現してみました(笑)
一番大変な作業はラミネートかもしれません(笑)

最後に

ちょっとウンチク交じりですみません。また、独学でもありますので細かなところが間違っていたら申し訳ないです(>_<)

難聴児の言語訓練は、一つ一つの言葉を丁寧に時間をかけて教えることだと思います。

言語の発達は、心の発達。心も豊かに育ってほしい。ずっとそう願っています。




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この記事を書いた人

*・難聴息子を育てる主婦・*
息子1人の3人暮らし。現在休職中の看護師。
大好物は麺類と海鮮!泳げないけど海が好き。

難聴児子育てや自身の経験、子どもと作ったものなど紹介していきます^^

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